マンデン占星術

【 マンデンレポートvol.2】 東海村jco臨界事故

第二月曜に開催している『マンデン占星術研究会』メンバーによるマンデンレポートvol.2 です。

⇒ マンデンレポートvol.1 は、こちら

今回のレポートのユニークな点は
単に事故が起こった時のチャートを見るだけでなく
事故が起こった東海村の「開村チャート」との関連性を見ているところです。


マンデンレポートvol.1 では
地震の後、建築基準法が改正されたように


JCO臨界事故の後も、原子力災害対策特別措置法が制定されました。
けれども、こちらは、2011年の3月11日の原発事故を防げる
あるいは、被害を最小限に抑えられるほどの有効性がなかったようで
非常に残念ですね。。。


2011年の3月11日の原発事故後の対策も、充分ではないと感じている人も多く
火星・土星のストッパー(にらみあい)は、
利権的思惑、政治的思惑等、様々な領域で働いているのだろうな
と、今回のレポートを拝見して感じました。


なお、レポートで使われたチャートは、一部のみ掲載しましたので
図の番号が飛び飛びになっていることをご了承ください。


なお、Mさんは、ハードアスペクトを凶アスペクト、ソフトアスペクトを吉角と表現されています。

Kyoko

 

 

 

東海村jco臨界事故のマンデンレポート by Mさん

 

東海村jco臨界事故は原子力事故としてはレベル4であり、
作業員2名の犠牲者、667名の被爆者を出した事故です。

実態はかなり悲惨なものだったようです。

この臨界事故では臨界が続いているのに気づくのが遅く、
有効な手がうたれないまま20時間継続してしまったそうです。

東海村の各所に設置された放射能のモニターは、
通常の20〜30倍を記録していたそうです。

原因は、人為的ミスや、管理体制のずさんさにあります。

事故当時、安全とは到底考えられない「裏マニュアル」があり、
作業員は危険な作業をしていたそうです。

 

東海村の開村チャート(1955年3月31日=図1)

時間不明のため12時で作成。ソーラーハウスチャート。

 

海王星(てんびん)と金星(魚座)が120度と吉角で、
ミューチュアル・レセプションになっています。

この中央(ミッドポイント)にはノードがあり、
「人々に期待された村」(金星と海王星)といったイメージがあります。

この人々の感情が乗った感じは
土星(さそりざ)、水星(魚座)、月・木星・天王星(かに座)の
グランドトラインの感じにもあらわれているように思います。

感情が乗った感じ。夢を乗せた感じです。

強い力が働いていると考えられるのは
火星(おうし)・土星(さそり)・冥王星(しし)のTスクエアです。

20度付近で、こなれた度数であり、不動宮であることからも、
かなり「がちがち」とした強い反発・圧力があるように思います。

また、その勢いの着地点がなく、逃げ道がないといった印象があります。

Tスクエアの先の水瓶20度付近に大きな圧力がかかっていると考えられます。

ノードは山羊座の1度であり、活動宮の一度ということで
大きな力が働いていると考えられます。

サビアンは「認識を求めるインデアンの酋長」

東海村は日本国内で原子力の火がともった最初の村です。
そのイメージと重なります。

この開村チャートの火星に、進行の太陽が乗るのは、1997〜1999年にあたります。

この時期には、火災事故、一号機運転終了日
(東海村の東海原子力事業所には二台原子炉があり、一号機は稼動終了しています)、
jco臨界事故が起きています。

 

火災事故(レベル3)発生時のチャート(図2)


3月11日という日付が目に留まりました。
凶アスペクトがないというところが、
大事には至らなかったことにつながるかもしれません。

また、太陽、水星、金星が、10室と目立つ位置にあることから、
発見が早く解決でき、月が損なわれていないことから
人的被害が少なかったといえるかもしれません。

 

1号機運転終了日のチャート(図3)

 


時間不明のため正午で作成したソーラーハウスチャート。

力のかかっていた(開村チャートのTスクエアの先)水瓶座20度付近に金星があります。

土星火星の軸に進行の太陽がのり、経過の月も乗っていました。
(時間は分からないので月は正確ではありませんが)

この金星と月は「終了」というイメージに重なります。

「美意識」「考え」(金星)と、
原子力のありかたの折り合いがついた感じがあります。
人々も納得して終了した感じがあります。

 

東海村jco臨界事故のチャート(図4)

 

大きな人的被害が示されていると考えます。

アセン軸にのった冥王星と月は、
{月(肉体)が冥王星(原子力)から刺された}というように見えます。

また、アセン近くの火星から、ただならぬ事態が想像できます。

ノードと天王星と土星はTスクエアになっており、
ここでも不動宮のせめぎあいがみてとれます。

ノードと天王星の組み合わせは、
今後の原子力のありかたを左右するような事故であることを
示しているように思います。

jco臨界事故と東海村開村チャートを重ねると
開村の冥王星に金星がかかっていること
(終了チャートで折り合いをつけてくれた金星です)と、
進行の月(CPS)が、力が溜まっている水瓶座座20度に近づいている
(けっこうオーブあり)くらいしか、見つけられませんでした。

注)進行の太陽も、開村チャートの火星付近にある

本当は、凶星がみずがめ座20度付近にあるのかと思っていたのですが・・・

そこで、事故前の皆既蝕をみてみました。

 

1997年3月9日の皆既食図 サロス番号120(図7)


モンゴル・シベリアアラスカで起きていて
ロシアの南東が中心でおきたようです。

☆サロス番号120☆
グループのプロジェクトや個人的な対人関係に関することでの突然の成功。
愛情における幸福や愛に関する考察、人間関係におけるよいニュース、
グループでのクリエイティブな表現がテーマになりやすい。

 

1999年8月11日の皆既蝕図 サロス番号145(図8)

ルーマニアを中心にヨーロッパ、西アジア、東アジアで見られたようです。

☆サロス番号145☆
友人やグループに関連する予期しない出来事が
個人的な関係にプレッシャーを与えやすい系統。
情報は歪曲され、虚偽の可能性があるので性急な判断は避けるほうが賢明。
疲れや健康問題に関連する可能性も。JFKの暗殺時に働いていた。
社会の主要な変化や古いものから強制的に離れ新しい状況へと進むテーマ。


二つの事故の前に起こった蝕に注目すると、対極的なニュアンスがありそうです。

145の蝕は「情報が歪曲」や「疲れや健康問題」という点で、事故の状況と一致しそうです。

1999年の夏は遠い天体がグランドクロスをつくった時期でした。
改めて、1999年の蝕のチャート(図8)をみてみると、
不動宮の半ばの度数でグランドクロスが形成されていて
「にらみ合い」「動けない」といった感じがあります。

天王星の向かいで蝕は起きており、天王星の動乱は避けられない状態にありそうです。

また、火星(さそり)と土星(おうし)の180度
「アクセル」と「ブレーキ」といったイメージで
この「にらみ合い」や力が溜まっている状況が読み取れます。


ここで気になったのは、東海村開村チャート(図1)でも
火星(おうし)と土星(さそり)が180度となっていることです。


サインは逆になっており、度数もずれているのですが、
この「土星」と「火星」のせめぎあいや不動宮の強調が、
ストレスとしてたまっていて、事故は起こってしまったのかもしれません。

東海村の1号機は2001年から撤去作業が始まっているそうです。
終了予定は2026年3月です。

原子力発電は一度始めてしまうと、加減することができません。
調整しようとした時に事故は起こっているようです。

今回、「アクセル」と「ブレーキ」がうまく働かない
「原子力発電」について考えました。

東海村joc臨界事故については、ショッキングな内容ではありますが、
多くの人に知ってほしいと思います。

 

 

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マンデン占星術

【 マンデンレポートvol.1】 宮城県沖地震と建築基準法改正との関係


第二月曜に開催している『マンデン占星術研究会』では
メンバーが独自の切り口で、マンデン読みの課題に取り組んできました。

 

全6回の学びを集大成した最終課題では
『原発事故』や『地震』を取り上げたレポートが多かったことが印象的でした。


私達の生活、世界に与える影響のインパクトが比類のない出来事だからでしょう。


多くの秀逸なレポートが生まれましたが
特にユニークなものを3例、皆様にシェアさせていただきます。


第一弾は宮城県沖地震。
宮城県在住のメンバーならではの切り口で、宮城県沖地震をとりあげていただきました。


地震が引き起こした「悲劇」だけに着目するのではなく
惨事を教訓に起こした人間の行動によって
その後、いかに多くの人命や財産が守られたか
に着眼した素晴らしいレポートだったと思います。

Kyoko

 

⇒ マンデンレポートvol.2 は、こちら

 

 

宮城県沖地震のマンデンレポート by T.Kさん

 


2011年3月11日の東日本大震災は、まだ記憶に新しいですが、
宮城県ではその前にいくつもの地震災害が発生しております。


その中でも、1978年に発生した宮城県沖地震では
家屋の倒壊やブロック塀の倒壊により、 多くの命が失われております。

 
その経験から建築基準法が見直され、今に至ってます。

 

チャート1

 

被害 死者28名(ブロック塀などの下敷きで亡くなった方18名)
負傷者1325名、建物の全半壊7400戸。

 

チャートを読む

  • 射手座の海工星(1H)と双子座の水星・太陽(7H)がオポジション

4 Hのルーラー海王星が水星と太陽にオポジションを形成している。
MC・IC軸にスクエア(ゆるくグランドクロスを形成)

海底で起きた地震。ライフラインの混乱、情報の混乱。

 

  • 獅子座 士星と火星のコンジャンクション

 2Hのルーラーである士星と火星がコンジャンクション。
自分の家・財産が壊れる。土台となっている所の破壊。
ナチュラルハウスで考えると牡牛の領域。
プロック塀は家の周りを囲み、安心を与えるもの。外部の侵入を抑える役割。
それが今回の地農では破壊され.一番の死者を出すこととなった。
 
乙女座月とも火星はコンジャンクションを取っている。
人の安心を壊す。 このときの犠牲者には小学生もいる。

 

  • 天秤座の冥工星と蟹座の木星のスクエア

この地震で倒壊した建物は古い建物が多かった。8Hの木星は先祖代々の家。
 家屋例壊被害が甚大であったために、3年後の1981年の建築基準法の改正につながった。

この改正の要旨は、建築物の耐震蓄準の強化で
「震度5強程産の中規模地震では軽徴な損傷、
震度6強から7程度の大規模地農でも倒壊は免れる強さとする」

ことを義務づけたものである。

 
石塚さんのコメント

木星・冥王星のアスペクト自体が、
【木星=法律】の【冥王星=根本的に見直す】というイメージや
研究を深めるイメージがある

木星は古くは魚座の支配星だったので4ハウスともかかわっている

もちろん、4ハウスルーラー海王星がICとスクエアであり
太陽・水星とハードアスペクトになっているのも
地震や家に影響を与えていることと、かかわっているだろう


 

 

チャート2

チャート3

 

春分図と夏至図も出してみたが、あまり繋がらなかった。

 

ただ、どちらもアングルのサインが同じ。
夏至図では4Hに土星と火星が入っており、余震などもあり、
ライフラインは地農発生後 27日目で復旧した。

 

チャート4


このチャートは建築基準法施行令改正(新耐震)の時のものです。

地震発生時のチャートでは、9Hに土星・火星・月のコンジャンクションがあったことから
研究対象となったのかと思われます。

耐震基準は土台(土星)の領域であり、
それを揺るがした地震で見直される事になった経緯は、ここにあるのか、とも思います。

地震発生時のMC乙女座。 天秤座の木星土星のコンジャンクションは
改正されて新しい始まりを表すような感じです。

今回のチャートでは乙女座がASCになり、
地震が起こったときのチャートのアングルをクルっとひっくり返した感じで
また柔軟宮がアングルになっている。


まさに新しく改正された耐震法が生まれた瞬問と思われるチャートで
1OH水星は蟹座で、家の情報と取ると、
まさに、家を守る情報が社会に出た感じもします。

1978年の宮城県沖地震では、この改定があったからこそ
2011年の東日本大震災では建物倒壊での死者数は本当に少なかったのです。

 

石塚さんのコメント

法律改正と、木星・土星のコンジャンクションは関係していそうで
それが水星とスクエアになっているのも、それらしい

木星・土星は、1978年の地震が起きたときのチャートのノードの位置にある。

建築基準の改正は、建築技術にかかわるものだが
牡牛座の火星と蠍座の天王星のオポジションと関わっていそう。

この火星と天王星のオポジションは
地震のときの火星・土星とTスクエアになっていて
この反省をもとに技術を定めていくという
そういう関連性が見えて非常に興味深いですね。

2011年の東日本大震災の図との関連性も調べていくと
面白いかもしれません。

 

 

Kyokoのコメント

建築基準法は1995年の阪神大震災を受けて2000年に改正。
2004年の新潟中越地震を経て2005年にも改正されています。
それらとの関連性もチェックしてみたくなりました。

 


石塚さんのコメント

大きな地震が起こる数年前から形成されている
複数の日蝕・月蝕と地震との関連性を研究している研究家もいます。
マップを作ってみて、強いストレスがかかっている天体が、
どの地域に刺激を与えいるかを探してみてもいいかもしれない。
いくつかの日蝕・月食が同じ地域にストレスをかけている様子が
観察されることもあります。

日蝕のイクリプスパスに注目して
それが始まるポイントと終わるポイントの緯度経度を
まっすぐに伸ばした地域にもストレスがかかりやすい、
という概念もありますので、その辺を追っかけてもいいですね。

 

 

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講座のご感想|心理占星術

【ご感想】新里ひろきのノエル・ティル心理占星術・第六部:ノエル・ティル心理占星術マスターコース後半

第六部・受講生のご感想をシェアします

 

宝物を受け取ったような感覚でいます

新里先生をはじめ、きょうこさん、心理占星術研究会の皆様、
ティル式占星術第6部受講にあたり、
これまで長い間サポートしてくださいましてどうもありがとうございました。

私はまだ、課題提出が残っておりますが
本当に素晴らしい内容の講座に参加させて頂けたことに感謝しています。
新里先生の講座の内容はいつもスマートでエレガントだとさえ感じていて
本当に素晴らしい内容なのですが、
これまで提出した課題に対する添削の言葉の一つ一つは、
新里先生がくださった贈り物のようでもあり、
これからの未来、私が占星術に携わっていくうえでとても大切な辞書のようでもあり、
宝物を受け取ったような感覚でいます。

講座を受講することと課題に取り組むことは、まるで違う次元の出来事です。
この講座はわたしにとっては、じっくりと向き合う時間をとらなければ取り組めない
膨大なエネルギー量を必要とするものでしたが、
課題への取り組みは苦しくもあり、それでも確実に自分自身の力となり、
目には見えないGiftとなっって受け取っている感覚があります。

その素晴らしさが分かるから まだまだ、時間はかかるかもしれませんが
自分自身のペースで最終回まで課題の提出をなんとか終えていきたいと思っています。
本当にどうもありがとうございました。

 

 

自身の力がついていくのを実感することができました

まだ第六部のレッスンが提出できていず、視聴は終わったものの、自分の中ではまだ講座が続いています。
第五部は、比較的順調にレッスンが提出できたと思いますが、第六部に入って躓いている状況です。

第五部開始時点で、チャートを読むための個別の知識はついてきたものの、
自分としては全体としてチャートを読めているという実感がありませんでした。
チャートも読めない中、「コンサルテーション」なんてできるようになるのかなあ、
そもそもついていけるのだろうか、という気持ちを持ちながら、
えいや!で第五部の申込みをしたと記憶しています。

第五部・第六部は、第一部から第四部で学んだ内容を、
より実践的に使えるよう有機的に学べるように綿密に構成されていて、
受講してみると、ついていけるだろうか?という心配は不要であったことがわかりました。

何よりも毎回すごく興味深く(時に精神的に、そして量的に質的に圧倒させられることもありましたが)、
必要な項目を過不足なく伝えていただいたと思います。

レッスンは、私にとっては毎回ストレッチしなければ届かないレベルでした。
難しいのですが、どうにか諦めずに取り組んでみようと思える絶妙なレベルでした。
毎回提出までにかなりの時間がかかりましたが、
その苦労に応えるように、丁寧でわかりやすい添削をしていただきました。
新里先生、どうもありがとうございました。

間違いはきちっと指摘し、また拙いチャートの分析等にも どこかしら誉める点を見つけてくださるので、
毎回救われました。
新里先生から戻ってきた添削を読むことで、理解が深まり、
自分が見落としていた点にきづかされ、腑に落ちたことが多くありました。

そして何よりも自身の力がついていくのを実感することができました。
このレッスンの提出があるのとないのとでは、学びの度合い、
このコースから得られるものの度合いはまったく異なると思います。

まだ残っているレッスンは今後提出するつもりです。
今後もご指導どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

全部の講座を受講して、占星術というものの価値を改めて知った

5部と6部を受講して感じた事、変化したことを書かせていただきます。

まず、第一に思うのは毎回丁寧な添削指導をしてくださった新里先生への感謝です。

5部からの添削していただいた内容を見直しましたが、少しでも良いところがあればほめてくださり、
理解が不十分な点は丁寧に解説してくださっていました。

それが、難しいな、と思うこともこえて最後まで、 「がんばろう」と思える原動力になったと感じています。

また、5部を受講中に感じたことがあります。
それは、「ティル先生の示される内容を全部受け入れよう」ということです。

言葉で表現するのが、難しいのですが、
ティル先生のもとで学ぶので、全てを吸収するのが当たり前なんですが、
実際に課題をやる中で自分が過去に身につけた根拠が曖昧な知識で答えていることに気がつきました。

私自身はたくさんの先生から学んだ経験はないのですが、
「だれかが言っていたこと」とか「勝手に思い込んでいたこと」とか、
知らぬ間に身についたものがありました。

それを、いったん捨ててティル先生の内容をすべて吸収しようと思った時があって、
それぐらいから内容の理解度が深まったように感じています。

1部から4部までの内容の貴重さも、回をすすめるごとにわかってきました。
5部の最後のレクチフィケーションでは3部の内容通りにやってみることで、
根拠のはっきりした結果がでてきて驚きました。
宇宙と人間との関係に改めて感動をしました。

6 部ではコンサルテーションの実践が入ってきます。
適職や健康問題などなかなか判断が難しいこともありました。
そこも丁寧に指導いただきました。

回をかさね、クライアントと向き合うようになり、
今まで学んできたことが現実と重なってきて「なるほど」と納得することが多くなりました。
天体が示す重要な時期と、クライアントの実際の出来事がぴったりと合っていることに、
改めて感動と驚きがありました。

6部の5回で占星術家の役割について、ティル先生の言葉がありますが、それがとても納得できます。
また、今まで学んできた技術や手順は、クライアントの人生に真摯に向き合うという目的のために、
徹底して考えられたものであったことを再認識しました。
新里先生のコンサルテーシ ョンには「美しさ」も感じました。

全部の講座を受講して、占星術というものの価値を改めて知ったという感じです。
うまく表現できずにすみません。

残念なのは、私はコンサルテーションの仕事をしていないため、
クライアントさんと出会う機会があまりなく講座を受けたことです。
もっと実践をつんでいれば質問も多くできたでしょうし、理解も深まったかたと思います。
課題提出も遅れていて、それでもきちんと向き合っていただいたことに感謝しております。

これを機に学んだことを生かし、もっと多くの方のコンサルテーションを行い、
占星術への理解を深めていきたいです。

新里先生本当にありがとうございました。まだ、課題提出があるのでがんばります。
KYOKOさまはじめス タッフのみなさまありがとうございました。

 

 

自分を知る愚者の旅

マスターコース、特に第6部における私の最大のネックは、セッションの相手が友人たちであったこと。
どうしても「何か」が足りない。そんな自分に腹が立ったりもした。
そして、集大成であるレッスン11を提出するにあたり、大きな抵抗感があり、少しゴネてしまいました
(スミマセン!)

でも、その頃、抵抗感と同時に、自分の中にある変化を感じた。
まるで、オセロのコマが最後に一気に裏返されるような、
今まで学んできたこと全てが、怒涛のごとく、ある方向に押し流されるような。

それまでは占星術の技術に目が向いていたけれど、醍醐味は人対人。
相手を観察し対話をして、相手が自ら気づくように、言葉を選び工夫して伝える
東半球偏りの軸が、西側の軸に移動する ような、新鮮な感覚だった。

つまり、やっとセッションの0地点に立てたのかもしれない。
ティル式は、その人を知り、効果的・能率的なセッションにつなげる優れたメソッドであり、
セミナーで学ぶこと全てはそこにつながるのだ、と最後に「わかった」。

マスターコースでは、自分に向き合うテーマも多く、ある意味「自分を知る愚者の旅」であった。
セッションを仕事にできたなら、それは同時に、東半球強調である自分自身のセラピーフローとなり、
自分の新しい個性となるのかもしれない。

まだ、最終課題が残っているけれど、いつもブレることなく、辛抱強く、脱線部分は切り落とし(笑)、
的確なアドバイス&励ましをくださった新里先生、ありがとうございました!
そして、学びの場を設定してくださった、事務局の皆さまにも御礼申し上げます!

最後に。。。無事に卒業できた時には、喜びと、一抹の寂しさと、感謝を胸に、富士山の頂上からこっそり叫びたい。
「終わった〜〜!!!」
そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

一歩一歩が確実な成長にむすびついている実感

ノエル・ティル心理占星術マスターコース(準個人レッスン)前半の第五部では、
これまで第一部〜第四部までのセミナーで身につけた知識を洗練させ、
プロの占星家として使う技術にまで高める内容でした。

後半の第六部は、適職判定、人間関係、健康面など重要な技術を身につけ、
カウンセリング技術の向上をはかる内容です。

新里先生の説明は、簡潔で分かりやすく、要点がポンと目と頭に飛びこんできます。

パワーポイントを使って、要点をみやすくまとめてくださっていて、
言葉と目でしっかりと確認しながら学ぶことができました。

第六部では、適職判定や相性のシナストリーなど、
著名人や、先生の実際のコンサルテーションのホロスコープを例にして、
くわしく、実際にコンサルテーションで使用した分析方法、
コミュニケーションの様子を知ることができます。

ノエル・ティル式の技法を使い、実際に相手と対話する、
あるいは実在の人が生きた形跡を追う、ことで、
ホロスコープのしめす象徴が、生々しい現実として浮かびあがっていくさまには感動します。

その技法を使った結果や、象徴の意味が、ピタリとあてはまることへの興味深い感動ももちろん、
実際の人の生きざまに寄りそっている、という信頼があって。

第六部では、カウンセリングの技術も学びます。

話のはじめ方、
予約の時からはじまるプロとしての印象の与え方、
占星家の一方的な決めつけにおちいらないように
クライアントの心理状態をたしかめながら話を進めるテクニック、
クライアントが主体的に未来にとりくむ意欲を刺激する問い、
これまでの苦しいパターンをかえてあたらしい習慣を身につけるための言葉(マントラ)の贈り物、
など。

さまざまな実践的な技術と、クライアントに向かいあう心の在り方、を惜しげもなく伝えてくださいます。

第六部は(第五部もそうですが)、セミナーを受講するだけでは完結せず、
その後、マンツーマンの指導に匹敵するような、
新里先生によるレポートの添削も大きな魅力だと思います。

もちろん、レポートの作成は険しい山を登るように感じることもありますが、
その一歩一歩が確実な成長にむすびついている実感があります。

それほど真剣にとりくめる課題だし、新里先生の添削は、充実したテキストのようで、
復習すると、さらに理解が深まります。
やはり聴くだけではなく、自分で考え、調べ、言葉にする、というのは、
全然ちがうなーと感じました。

レポートを終える頃には、わたしも、確かな技法を身につけたうえでの、
自分らしいコンサルテーションのスタイルというものを見つけられている、と思えます。
半ばの今でも、コンサルテーションが的確になり、相手との会話が深まっているのを感じています。

わたしは、長く、洋裁をしてきました。

厳しい職人気質の洋裁の先生と接してきた経験があるから、
こういう感覚が浮かぶのかもしれませんが、
ノエル・ティル式の占星術技法と新里先生の姿には、
実際に現場で培ってきた経験に裏うちされた、確かな技術の伝承、という印象があります。

分かりやすくまとめられた技法の数々と、シンプルな説明の裏には、
人の心や体、現実の社会のしくみや、暮らし、への洞察と理解にかけられた、
膨大な時間や研究、があるのだと思います。

それらから生まれた技術を使いこなし、
(専門用語を使わない)自然な会話をとおして、セラピーや気づき、
そして現実の行動へ、とクライアントさんが自ら動いていくようなセッション。
「職人技であり、アートだなぁ」と、
第六部の最後の新里先生のリアルコンサルテーションを聴いて思いました。
憧れます。

いまわたしは第五部の再受講中です。
第一部をノートをあらためてとりつつじっくりと聴きなおしました。

1回目も真剣に聞いていたつもりですが、「そうか!」という学びがさらにありました。
その学びをもって自分のホロスコープをみたら、
ちょうどいま痛みのように感じていることの理由が分かり、
タイムリーでしたし、向きあうべきものがつかめてよかったです。

ホロスコープをつうじて、人の存在について深く理解したい、
そして、その力を仕事に生かしたい、と願うわたしにとって、
このセミナーとの出会いは大きなものでした。
ありがとうございます。
そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

心理占星術研究会について

http://astro-psycho.jugem.jp/? eid=48

 

 

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