こんにちは。心理占星術研究会のKyokoです。
新里ひろきのノエルティル心理占星術マスタープログラム
『リニューアル版・出生図の分析』第3回のセミナーレポートです!
第3回のテーマは『ハウス支配星のネットワーク』
ハウスについて学ぶということは、西洋占星術、あるいは、心理占星術の基礎講座じゃないの?
初歩的な内容では?とカン違いしている方も多いですが、全然違います!
講座を受講し終えた方は「高度な内容」だと分かりましたよね。
ノエル・ティル心理占星術のハウス解釈や分析法は独特!
確かに新里ひろき先生の『ホロスコープの基礎〜成長と変容の象徴学〜』でもハウスを学びます。
2講座の根本的な違いは。。。。
- 『ホロスコープの基礎』►各ハウスの象徴を個別に深める
- 『出生図の分析』►ハウス間の関係性に着目しホロスコープを統合的に分析する。
この違いです!
この違いは大きいですね。
『出生図の分析』でも、各ハウスを個別に解釈を行いますが、統合的理解の前提をつくるためです。
そして、すべてはコンサルテーションを前提とした分析であることが伝わってきます。
人が心理占星術によるコンサルテーションを受けるときには
何らかの問題や課題を抱えていることがほとんど。
ただし、クライアント自身は、課題や悩みの根本的原因についての自覚がないことも多い。
ノエル・ティル心理占星術では、何が本質的な問題なのか、どこに打開策があるのかを予測し、そこに切り込んでいく。
自覚を助け、ほどき、対処法まで提案することで、癒しへとつなげていく。
それは「ホロスコープの部分の分析と解釈の羅列」だけの占星術鑑定ではかなわないことです。
そのための分析法と考え方を『出生図の分析』では学びます。
とは言え、最初は自分自身への理解を深めることからですね。
まずは、自分のホロスコープのチェックマークをつけて考察しましょう。
ハウスと支配星から幼少期からの経験が人生に及ぼす影響が見えてくる
それぞれ個性的なハウス(家)が集まって街ができる。
ホロスコープを統合的に理解するとは、この街全体を統合的に理解するようなもの、に喩えられます。
日本ではハウス(house)を『室』と訳しますので
12の部屋が集まって、ひとつの家ができる
この家を統合的に理解するというイメージでもよいですね。
『星は何もしない、物事を行うは人間』(ティル哲学)という前提だから....
「ホロスコープだけで決めつけず、クライアントに尋ねよう!」と新里先生はおっしゃいます。
たくさんのセッションを行ってきたからこそ、
人間の地上での象徴の表現のありようは、千差万別である。この現実を御存じなのです。
講義を聞いていると、新里先生の一言一言に重みを感じます。
色々講座を受講するよりも、この講座を繰り返し聞いているほうが、実力がつくようにさえ感じました。
第五部、第六部に進んだ方こそ、この第一部の重要性を実感する、とは、よく伺いますが
今回も、第六部を受講中の方からメールをいただき
「第一部だけど高度ですよね! はじめて、旧版を受講したときは、ちんぷんかんぷんだったことを思い出しました!」
とおっしゃってました。
「チェックマークをどうやってつけるのか?」
「やってることを追いかけるのが難しかったですね。4部まで行って、ティル式にだいぶ慣れてきてから、理解・実践できるようになりました。」
とのことです。
再受講している今の感想としては「素晴らしい!!」という言葉に集約されるようです。
内容が難しくはなく、非常にわかりやすく教えていただいています。
ただ、従来の占星術歴が長ければ長いほど、ティル式の発想になじむまでに時間がかかったりするのでしょう。
ホロスコープとの向き合い方が、従来の占星術とは大きく異なるからです。
従来の占星術においては、基礎を学んだ後は、どんどん、マニアックな技術を学んでいくこと。
細部に入っていくことが上級者であるというイメージがあります。
一方で、ノエルティル心理占星術では
ホロスコープの象徴をまとめあげ、統合的に解釈できること
何が重要なのかを見極めることが上級者です。
この違いは大きいです。
「木を見て森を見ず」ではなく「森を見る」。
ハウス解釈においても同様で
個々の家(ハウス)に釘付けになるのではなく、街を見る。
この家とあの家の関係性やネットワークを見ながら
この街で何が起こっているのか、何が問題なのか
そのポテンシャルは何かを見極めていく。
部分から統合へと意識が切り替わるに従い
ノエルティル心理占星術への真の理解と実践がスタートする方も多いでしょうね。
新里先生も「焦らずいきましょう」とおっしゃってました。
ハウス支配星のネットワーク
およびチェックマーク方式による分析は
心理占星術すべてに共通の理論ではなく
ノエル・ティル先生が発案したティル式ですので
慣れるのに時間がかかって当然なのです。
リニューアル版は、テキストがさらに充実!
従来の西洋占星術界の解釈と、ティル式ならではの解釈は、テキストに対比的に掲載されています。
けれども、従来の解釈を否定するわけではありません。
実践ではどちらも使っていくのです。
この対比をじっくり見ていくと
どのように「発想を切り替えればよいか」が見えてきます。
その切り替え方に
ノエル・ティル心理占星術の個性が出ていて
コンサルテーションの心構えにもつながるので
何度も何度も、ここに戻り、理解を深めていくといいでしょうね。
「ここ」というのは『第一部:出生図の分析』全体ですね。
リニューアル版は、講座ノート(テキスト)の内容がさらに充実しています!
端的なのは変わらずですが、分析のコツまで記載されていて、より理解が深まります。
また、サンプルも入れ替えられています。
なので、旧版も新版も、どちらも視聴されると、多くのサンプルを通じて理解がさらに深まると思います。
サンプルを分析する際の、新里先生のひとことひとことから受け取るものは大きいですからね。
そして、リニューアル版の良さは、新里先生が話している姿や笑顔が見れることでしょうか。
新里ひろきのノエル・ティル心理占星術マスタープログラム
リニューアル版『第一部:出生図の分析』は、5月21日から再放送します。
今回、お申込みいただいた方は、旧版の『第一部:出生図の分析』も受講いただけます。
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新里ひろきのノエル・ティル心理占星術
第一部:出生図の分析(リニューアル版)へのお申込み
リニューアルの理由については、以下の記事を読んでみてくださいね!
リニューアル版の第1回の講座レポートはこちらから
【半球の強調は絵画的に捉える】初回で学ぶティル心理占星術の最重要テーマのひとつ
リニューアル版の第2回の講座レポートはこちらから
【男は仕事、女は家庭】とは限らないから、両親問題を単純化しない
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