牡牛座第5グループ(牡牛座21から25度)応用編のレポートPart5です!


2016年12月23日開催のサビアングループ研究会で
Iさんが発表された内容を、Fさんが、おすそ分けレポートします。
 

今回のレポートのテーマとなる度数は

牡牛座23度のサビアンシンボル A jewelry shop.(ジョーンズ版)
『宝石店』ディグリー占星術の訳

あるいは…

牡牛座24度のサビアンシンボル An mounted Indian with scalp locks.(ジョーンズ版)
『頭皮と髪の束をもって馬に乗ったインディアン』 すずきふみよし の訳

出生時間がわからない人のチャートの太陽は
2つの度数の可能性があるので、比較しつつ考えなければならず
だからこそ理解が深まることもあるので、それはそれで面白いのですよ

Kyoko

 

美輪明宏の太陽(牡牛座23度か24度) のサビアンレポート 

研究員Iさんは、美輪明宏さんを取り上げられました。
美輪さんは1935年5月15日、長崎県生まれです。

 

生まれ時間は不明なので、正午でソーラーハウスチャートを作成。

美輪明宏の出生図


Iさんはそれまで特に美輪さんに興味はなかったとのことですが、
ある日お友達から美輪さんの画像が送られてきて、
「この画像を待ち受けにすると金運が上がる」と言われたとか。
それをピンチの時に使ってみたところ(どうやって使うんだろう?)、
不思議と効果があったそうです。


レポートのファイルにはその画像も添付されており、
ゴールドを基調としたゴージャスなインテリアを背景に、
今やトレードマークとなっている黄金色のロングヘア、
同じく黄金色の優美なドレスを纏った美輪様(思わず様づけになってしまう)が、
観音様のような笑顔を浮かべているという画像で、
思わず「うぅっ!まぶしい!」と目がくらんでしまいそう(笑)
とても神々しい画像なんですよ。


うっすらと、あるか無きかの微笑みを浮かべた表情は、
これはアルカイックスマイルと言うのですかね?


京都は太秦広隆寺の、有名な弥勒菩薩像を彷彿とさせますね。
うーむ…いかにもご利益がありそう。
Iさん、どうか私にもこの美輪様の画像を送ってください!
そして使い方を教えてください!


Iさんのピンチを救った美輪様の、
今回のテーマに該当するのは牡牛座23度か24度の太陽です。


23度のサビアンシンボルは『宝石店』、
24度は『頭皮と髪の束をもって馬に乗ったインディアン』ですね。


Iさん作成の美輪様のプロフィールによれば、
幼くして実母を火事で亡くし、義理のお母さんに育てられたとのこと。


しかし義母からはとても大切に育てられて、
ファッションなどの美的感覚は強く影響を受けているようですね。


戦時下における社会の矛盾や横暴に憤りを感じつつ成長し、
そして10歳の時に原子爆弾で被爆。
落下直後の惨状を目の当たりにする、という極限的な体験を強いられます。


このことがどれだけ少年だった美輪様の心に影を落としたことか…。
原爆によって実家の家業は破綻していますし、
その影響は物心ともに計り知れないものがあります。


そして同性愛者であることは芸能界入りの後に自ら公表していますが、
中学生になると早くも男の先輩との恋愛を経験しており、
この頃から音楽に傾倒しはじめるのですね。


最初は映画で聴いたボーイソプラノの美声に興味を持って
声楽やピアノのレッスンを始めますが、
高校は、オペラ歌手を夢見て東京の音楽学校に入学しています。
しかし貧窮のために中退、


その後は持ち前の美貌を生かして水商売に就いて17歳で歌手デビュー。
国籍、性別、年齢不詳の歌手として売り出したようですが、大人気となり、
一般の人々だけでなく、戦後の文壇や知識人の間でもかなり話題になったようです。


スピリチュアル方面への目覚めは、その後のことで、
人に騙されて大変な損失を蒙った頃に出会った霊能者が
最初の導きとなったようです。


体調を崩して10年ほど休業状態だったこともありましたが、
その後も活動は多岐に亘り、80歳を超えたいまなお、
舞台・リサイタル・テレビ番組への出演など、
精力的に活動されているとのことです。


次にIさんは太陽の度数を考察されます。


美輪様が生まれた日は、太陽は正午で23.21度に位置しています。
午前2時54分までに生まれていれば、サビアンの度数は23度ですが、
それ以降は24度となります。


Iさんは
国籍不明な容姿や、平和主義、人類平等の考え方、
異端児的な言動、たまに見せる反抗的な態度、


そして
蠍座的な仕事を示し、他者に大きな変容をもたらしたり、
他者を心理的にコントロールして上位に立つという仕事に就いている


ことなどを考慮し、午前1時30分までの生まれではないかと推測されました。
そうするとアセンダントは水瓶座、MCには蠍座か射手座が来ますね。


それらを踏まえて出生図全体を分析され、
特徴的なアスペクト…太陽と蟹座冥王星のセクスタイル、
魚座土星、双子座水星、射手座海王星のTスクエア、
太陽と獅子座リリスのスクエアなどから、美輪様という人物の本質に迫ります。


Iさんの出生図の分析、特にアスペクトの解釈は流暢でとても鮮やかで、
いつも聞き惚れてしまいます。声色が穏やかで優しいということもあるのでしょう。


Iさんはご自分の占星術の技術に関して「あまり自信ない」と言われていましたが、
Iさんが自信がないのでしたら、私なぞはヘソを噛んで死ななければならないレベルです(涙)


軽やかで鮮やかな分析ですが、その根底には
Iさんの占星術師としての長年の積み重ねと、努力の重みが感じられます。


Iさんのレクティファイ図では、太陽は牡牛座の23度に位置しますので
サビアンシンボルは『宝石店』となります。


Iさんは、このサビアンシンボルについて次のようなイメージがあるとのこと。


牡牛座の遺伝的な要素、ギフトとして授かったそれぞれの輝き。
長い年月を経て土の中で出来上がる天然石のように、
経験を積み重ねて時間をかけて出来上がった美しさ。
宝石店には沢山の宝石が並ぶ。それぞれの価値を見極める審美眼。


前回のバカラックさんのレポート記事で、
kyokoさんが、牡牛座22度について、
21度の伝統を踏まえた上で、新しい物を作っている
と感想を述べられていたことを書きました。


22度に太陽を持つバカラックさんには、クラシック音楽のバックグラウンドが、
同じく22度に土星を持つ山頭火さんには、伝統や習慣を踏まえた五七五の定型句を、
自分のものにしているという下地があります。


クラシック音楽も俳句も、長い年月を経て、
その時々で在り様を変えながら、現代まで生き残っている文化です。


宝石も文化も、長い時間をかけて作られてゆくものという点では同じですね。


三番目の度数はトラインに対応し、発展させてゆく、理解を深めてゆくイメージで、


基礎編では、すずきさんから
自己価値なのか、他者からの価値、評価なのか。
そもそも両方の側面がまさに宝石にあらわれている
というのがルディアに出てくる。
と解説がありました。


Iさんのレポートに戻ります。


美輪さんの著書には、恋愛をしたい女性へのアドバイスとして
『中身のある女性になりなさい』とよくおっしゃています。
『見た目やセックスには、そのうち飽きる。
知性・教養を持った話題に欠かない人になりなさい』という内容の話です。
これは自身がそのように、生きているということなのだろうと思います。


恋愛は相手が自分のことを認めてくれないとスタートできませんが、
これは「他者からの価値、評価」を得て発展させてゆきたいのならば、
「自己価値」を上げろということでしょうか。


確かにどんな人間関係であっても、向き合う者同士、
バランスが取れていないことには
発展どころか関係の維持もだんだんと難しくなってきますよね…。


美輪様の向き合う相手が、ファンの方々や、舞台を見に来た観客や、
著書を購入した人、テレビの向うのお茶の間の皆さんだと考えると、
それこそ向き合う相手は、何万、何十万と存在するわけで、
たくさんの人々から様々な反応があるでしょう。


芸能界が「宝石店」だとすれば、価値観の移ろいやすい人々に、
自分という「宝石」を選んでもらうためには、
常に自分を磨いてゆくしかないのだろうなと思いました。


また太陽のドデカテモリー分析では、理想主義的だが、
現実的な結果に拘りそうなこと、支配的な感じはあるが自他に厳しく、
社会的に役立つことに意義を見出す傾向などを指摘されました。


そういえば美輪様は長らくラジオ番組で身の上相談をされていましたね。


Iさんは次のように述べられてレポートを締めくくられました。
著書を読んだ人の感想で、人生相談のアドバイスなどが厳しい、
上から目線だと言った人がいましたが、
これだけ自分の仕事で結果を出している人なのだから、
自信満々でもいいし、お説教してくれてもOKだと私は思います。
『宝石店』は、そのような、経験を積んだ人、
もしくは前世での経験の多い人という感じもあるのかと思いました。


なんせ、向き合っているのは数えきれないほどの人々ですから、
中には美輪様の皮肉っぽい物言いや、辛辣なところを
あまり快く思えない人がいるのも当然と言えば当然かもしれません。


私もIさんと同じで、どちらかというと、
お説教OK…てか、むしろお説教されたい(笑)


太陽の度数は違いますが、ドデカテモリーは
前出の伊丹十三さん、ザッカーバーグさんと同じですので、


美輪様の太陽も公の領域に属し、天王星と土星の影響を受けていると言えます。


それが公に向けての上から目線や、
厳しさとして表現されているのかもしれないなぁと思いました。


感想&ディスカッションタイムでは


kyokoさんは…
私はこの人は、あまり知らないけれど、
このキンキラキンな見かけは、宝石店っぽいね(笑)

と、Iさんが添付した写真を見て感想を。


(テレビを見ないから)よく知らないと言いながらも、
美輪様のヒット曲「ヨイトマケの歌」には
“土方”というキーワードが入っているため、
テレビで放送できなくなってしまったこと、
それに反発して長いことテレビで歌を歌わなくなったこと、
そしてかなり長い間「ヨイトマケの歌」を封印していたことを教えてくださいました。


そういう意味で、かなり頑固。
その頑固な固さが宝石的なのかもしれないし、
実は無言で戦っているというのもあるかもしれない。
24度は何かを獲得するための戦いだとすれば、
黙って戦うという戦い方が23度的なのかもしれない。
と述べられました。


イオさんは
美輪様に私が何を言うのもおこがましく(笑)と前置きされた上で、


確かに上から目線ではある。
宝石店もインディアンもどちらもありという感じ。
戦っているし、すごすぎて、色々ありすぎて、
一皮剥いたら“こんなものが!”というものが出てきそう。
得体のしれなさ加減がすごい。冥王星と太陽と木星かなと思う
とのこと。


ここでIさんが
冥王星とノードのオポジションはどんな感じでしょうね?と投げかけられ、


イオさんが
良くも悪くも人との関わり方などに関係してくる。
冥王星は世代的には三世代。
一代よりも深いところに関わってくる人のエネルギーの集合とか、
思いのようなところに触れてしまう。

と解説してくださいました(急いでメモをとるワタクシ)。


太陽がそこに関わってくるとどうなるか…説明は続きますが、
長くなるので割愛いたします。(知りたい方はどうぞサビ研へ!笑)


美輪様は若い頃から“美貌の人”として名高い方ですが、
その美しさには得体の知れない凄みと言いますか、
底のない井戸をのぞき込むような恐怖感を掻き立てるといいますか…
何かそういう、正体不明の怖さみたいなものを感じるのですが、
イオさんのお話しを聞いていて、なぜそう感じてしまうのか、
かなり納得することができました。


長らく私の出生のノード軸に、
トランシットの冥王星が行ったり来たりしているのですが、
サビ研への参加も「そういうことなのかなぁ」と。
なんだか感慨深いですね。


すずきさんは
長らく24度だと思っていたが、改めて発表を聞けてよかった。
月と火星の合というところで、
それで自分の権利のため戦うところが出てくるのかな、
生活感があるというところ。
月と金星のミーチュリアルリセプションと、
水星がドミサイルということで、そのヘンが上手く根を持っているところで
表現活動にもあらわれてゆくのかなという。簡潔で面白かった。

と高く評価されました。


長らく24度では、と考えられていたということは、
すずきさんも以前から美輪様に興味を持っておられたということですね。


確かに「この人の出生図、どんなだろう?」
とホロスコープ作ってみたくなる方ですね。


石塚さんは
とてもわかりやすい発表だったと思う。
生まれ時間の判断はじっくりレクティフィケーションしないと難しいので、
23度か24度か、どっちかというのは確認するのは難しい。
ウィキペディアなどで経歴を見ると、月の度数のヒントが得られると思う。
天王星が時々特徴的に働きやすく、大体どの辺かというのを目安にしておいて、
なかなか見つけてゆくのは大変だけど、
月・天王星の出来事を見つけてゆくと、確認するヒントになる。

と具体的なアドバイスを感想と共に述べられました。


確かに、レクティフィケーションが
一番時間が掛かって大変だというのは、全員が頷くところです。


私なんかはレクティフィケーションの段階で
既に気絶しそうになっていますから(笑)


レクティフィケーションは重要で、
その精度を出来得る限り追い求めるのは大切なのですが、
追い求めて導き出されたサビアンシンボルが
その人の人生にどう表現されたのか、
そこを更に追求することがサビ研で一番求められることです。


出生時間がわかれば、もう少し楽なのですけど、日本の文化では
出生時間はあまり重要視されてこなかったことが少し歯がゆいですね。


でもその分、レクティフィケーションの実践を
重ねることになりますので、とても勉強になります。


来月のテーマは、山羊座26度から30度です。

 

(レポート=F)

 

⇒ 牡牛座第5グループ【基礎編】レポート
⇒ 種田山頭火の土星【牡牛座22度】のサビアン分析
⇒ マーク・ザッカーバーグの太陽【牡牛座25度】のサビアン分析
⇒ バート・バカラックの太陽【牡牛座22度】のサビアン分析
⇒ 伊丹十三の太陽【牡牛座24度】のサビアン分析
⇒ サビアングループ研究会

 

 

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