マンデン占星術

【 マンデンレポートvol.3 】 東京オリンピック

第二月曜に開催している『マンデン占星術研究会』メンバーによるマンデンレポートvol.3 です。

⇒ マンデンレポートvol.1 は、こちら

⇒ マンデンレポートvol.2は、こちら


マンデン・レポート第三弾(最後)は、華やいだ話題【東京オリンピック】です。

といっても…
福島原発問題が解決に至っていない状態での
東京オリンピック開催に関しては、日本国民の間で賛否両論でした…


国立競技場を建替についても賛否両論
一旦、国際コンペで決まったデザイン案が白紙撤回され再コンペが行われました。


オリンピックのエンブレムのデザインについても
一旦、白紙展開され、再コンペが行われました。


小池都知事になってから、会場見直しを提起したものの
こちらも、知事の思惑どおり進まなかった模様で…


スッキリしない印象が強いのですが
チャートには、どうあらわれてるのでしょうか?


Rieko★さんが、たくさんのチャートを参照しながら検証してくださいました


Rieko★さんの結論的には、2020年のオリンピックには
「大きな変革が求められている」ということのようです。


けれども、現時点では、
一旦決まったことが、白紙撤回されては、やり直しというドタバタが繰り返されている
というような現れ方になっているようですね。


でも、白紙撤回が何度も実現されるということは
問題意識を持つ人たちが一生懸命改革しようと押し戻しているということです。


けれども、抵抗勢力も手ごわく拮抗しているのが現状なのかもしれません。

Kyoko

 

 

東京オリンピック(1964年と2020年)のマンデンレポート by Rieko★さん

 

動機

1964年の東京オリンピックの時、私は2歳でした。開会式で、たくさんの風船を飛ばしているのをテレビで見ていて、家の方にも飛んでこないかな?と物干し台に登って、空を見上げていたことを覚えています。

あれから56年後の2020年。再び東京でオリンピックが開かれます。人生で2度こんなに身近で行われるオリンピックを、せっかくのチャンスなのでマンデン占星術的に比較してみたいと思いました。

 

分析方法

まず、1964年の東京オリンピックでは、日本にとって、東京にとって、どうだったのか、振り返りました。その際、オリンピックは招致の時から始まっていると考え、最初に招致の時のホロスコープを作成。その時の星の配置と平和憲法図と東京星図それぞれに対してどうだったのかを見てみました。そして、1964年のオリンピックの開催期間ということで、開会式と閉会式の時の星の特徴、また平和憲法図と東京星図それぞれにとってどうだったのかを見てみました。

その後で、同じように2020年の東京オリンピックでは、日本にとって、東京にとって、どうなるのかを考えていきたいと思います。

 

分析の星図について

日本を考える時、「明治憲法図」「平和憲法図」「主権回復図」の3種類がありますが、前回の宿題関連で色々と調べてみた結果、私的には今の日本にとって、1番「平和憲法図」がしっくりきたと感じましたので、それを採用しました。

東京については、松村潔さんの「東京星図」の中に、“1869年午刻”とあること、またスターゲーザーのサンプルにもありましたので、それを採用しました。

 

 

招致の時の星の特徴

東京オリンピックの招致は、1959526日ドイツのミューヘンで決定しました。時間は不明だったので、お昼の12時で作成。その時の星の特徴としては、♇と♆と♄の小三角があることです。戦争で生まれ変わり、夢や希望を形にするといったイメージ。まさに復興を具体的に形に見せるチャンスを与えられたと思います。復興は、1956年までと言われ、1956年から高度成長期に突入。まさにそんな成長期、拡大期に入っていたのが1959年です。(チャートは省略)

 

 

同じ年の出来事について

ちなみに、同じ1959年の出来事で、東京オリンピック招致と同じように、華やいだニュースや復興から高度成長期へ突入したイメージの話題としては、410日には皇太子と美智子さまのご成婚があり、724日には、児島明子さんという方がミスユニバースに選ばれました。これはアジア人で初のミスユニバース。まさに“世界に追いつけ”を形にしたもので、大きな話題となりました。また、217日には、「少年マガジン」と「少年サンデー」が創刊。今も続くこの漫画雑誌は娯楽の象徴。まさに、復興の具体化、成長期入っていることを表していると思います。

 

 

1959年招致の時の日本を考える

星の特徴としては、tr♇□☿♀→考え方や美意識が生まれ変わる、tr♃♂→活動の拡大、tr♇♅→個性や自立のための必要な破壊と再生 この3つの特徴を考えても、1964年の東京オリンピックが決定したことによって、日本の大きな意識の変化、急激な変化を求められたと考えることができます。(チャートは省略)

 

 

まとめ

以上のことから、日本にとっても、東京にとっても、日本の復興きから高度成長期への転換。「もはや戦後ではない」ということを証明するチャンス。それは、現実的にも東京オリンピックへ向け、高速道路、モノレール、鉄道など、インフラ整備が急ピッチで行われました。また宿泊先の拡大などで、建築ラッシュが起きたり、外国の人たちを向かい入れるために、食事のメニューの研究や公共でのマナーの整備など、異文化を受け入れるための日本人の意識改革も行われることに繋がったと思います。

 

 

1964年東京オリンピックの時の星図について

 

東京オリンピックの開会式は、1964年10月10日。時間は、テレビ放送が13時からスタートしているので、13時に設定。閉会式は、10月24日。時間は、夕方からということしかわからなかったので、17時に設定し、開会と閉会のホロスコープを出し、考えてみました。

 

1964年東京オリンピック開会式の時の星の特徴

星の特徴としては、♄□♃→成功を形にするというイメージ。まさに世界に復興を証明することを表していると思います。この頃の国民の合言葉に、「世界に追いつけ追い越せ」というのがありますが、まさにそれを証明できる時期だと感じます。

 

同じ年の出来事について

ちなみに、東京オリンピックと同じように、「世界に追いつけ追い越せ」、世界を身近に感じる出来事を上げてみると、10月1日、新幹線が開通しています。4月1日には、海外旅行が自由化になりました。また、2月26日には、早川電気(現シャープ)とソニーが電子式卓上計算器を日本で初めて発表しています。世界初の電卓はイギリスで1961年に発表されていますが、アメリカでも日本と同様1964年に発表。アメリカと日本とどちらが早かったかまでは、わかりませんでしたが、どちらにしても、世界2番目か3番目ということで、世界にアピールできる出来事だったと思います。さらに、11月17日にはソニーが家庭用ビデオテープレコーダーを発表。これは世界初の出来事でした。

 

1964年東京オリンピックの時の日本を考える

開会時の星の特徴としては、tr♃180、♄□♂があることから、♂=戦い、勝負に良い時期であること。またtr♃△MCがあることで、成果が出ることを表していると思います。さらに、閉会時には、tr♀MCということで、まさに喜びに満ち溢れたイメージを感じます。

 

1964年東京オリンピックの時の東京を考える

開会時の星の特徴としては、tr♄ ASCtr♃MC、招致の時と同様に軸に♄と♃がかかっていること、さらにtr♆☉♀♇ということで、東京自身や美意識、復興の視覚化されるイメージを持ちます。

またソーラーアークでは、♃=☉/☽、♆=☽ということで、東京を表に表す時期だったと思います。

閉会時には、tr♂ということで、まさにスポーツのパワーを表す状況になっています

 

1964年東京オリンピック閉会時の星の特徴を考える

星の特徴としては、♆*♅、♇*♆、♄□♃、♄□♂ということで、日本らしさ、東京らしさをアピール、成果が出ることを表してると思います。

 

まとめ

1964年東京オリンピックの結果としては、金メダル16個、銀メダル5個、銅メダル8個、全部で29個のメダルを獲得することができ、「世界に追いつき、追い越せ」をまさに体現。世界を追い越すことも実現可能の手応えを得ることができ、日本にとっても、東京にとっても世界にインパクトを与えることができる結果となりました。

 

 

続いて、2020年東京オリンピックについて、同じように招致の時から見ていきたいと思います。

 

招致の時の星の特徴

2020年東京オリンピックの招致は、2013年9月7日午後5時、ブエノスアイレスで決定しました。日本時間に直すと、9月8日午前5時20分です。その時の星の特徴としては、♅□♃→拡大への反発、♇□♅→大きな変化、♇♃(→拡大の必要な破壊と再生)はオーブ6度なので、まだ捉えるべきではないかもしれませんが、どちらにしても変化を求められていると感じます。また、♇、♅、♃が☽にかかっていることから、感情、意識の大きな変化と求められていると思います。以上のことをまとめると、成熟期=もうこれ以上拡大できない時期に来ているということで、大きな方向転換を求められていると思います。

 

同じ年の出来事について

ちなみに実際、2013年7月1日には東京都制施行70周年を迎え、成熟期を向かえていることを感じます。その他、同じ2013年で、時代の終わりや大きな変化を感じる出来事を上げてみると、1月19日には元横綱大鵬死去。私の子どもの頃には「巨人、大鵬、玉子焼き」と言われ、昭和の人たちの好きなものの1つ。これで、本当に昭和が終わった感じがしました。また、3月16日には東急東横線渋谷駅が地下へ、6月30日には銀座の松坂屋建て替え開始。東京に暮らす人たちにとっては、とても大きな変化がありました。さらに、5月12日には東京タワーからスカイツリーに送信全面移行されました。スカイツリーの開業は2012年からですが、徐々に送信が移行され、この年の5月12日に完全移行となり、一時代の終わりを感じさせる出来事だと思います。

 

 

2020年東京オリンピック招致の時の日本を考える

星の特徴としては、tr♆□♀tr♆□☿があることから、夢見がちな状況の反面、tr♅☍♆、tr♇□♆、tr♅△♇、tr♄☌♃tr♄☌☉、があることから、理想や夢の方向転換や現実をみつめるべき時期だと捉えることができます。

 

2020年東京オリンピック招致の東京を考える

星の特徴としては、tr♃☍♅があり、因習に縛られない思考と行動を拡大することを求められていると思います。

余談ですが、松村先生の「東京星図」によると、♅のある♋のエリアは、築地・有楽町・銀座のエリアにあたるそうです。しかも、♋の15度のラインは、築地署から聖路加病院通過し、隅田川を越え、月島や晴海あたりに行き着くそうです。東京のホロスコープの♅は♋の14度。少しずれてはいますが、築地市場と豊洲市場それぞれに近い位置です。今話題となっている、築地市場の移転問題、豊洲の土壌汚染問題は、東京オリンピックにも大きく関わるもので、築地市場の跡地に選手村を作る計画、また都心部を結ぶ環状2号線を通す計画にも影響があります。それを考えると、tr♃は、見せかけ以上の問題が噴出するという風にも読め、とても興味深く感じます。

 

まとめ

以上のことをまとめると、2020年の東京オリンピックは、明らかに1964年の時の“拡大”“成長”ではなく、今までのやり方、考え方を大きく変更する必要があると思います。また、招致の決定の要因の1つでもある、当初の“コンパクト”“コストカット”は、とても大切なテーマだと思います。

 

2020年東京オリンピック開催時の日本を考える

星の特徴としては、tr♆☍MC、tr♇△MC、tr♅☍♃☉、tr♄*♂♀☿などがあることから、成功はできると思いますが、何か今までとは違った形になる可能性もあります。

 

2020年東京オリンピック開催時の東京を考える

星の特徴としては、開会の時には、tr♃が☽に90度。tr♇とtr♄がMC、☿に120度。それが閉会時には、tr♃は☽だけでなく♆にも90度となます。さらにtr♃□♆☽のところに、tr♂がコンジャンクションとなること。またtr♃が☉、♀にも120度となること。それらを考えると、多くのメダルの数や成果は期待できると思います。が、それだけではなく、ソーラーアークの☉=♅、♀=♅であることから、今までとは違う東京の在り方、意識の大きな変化となる可能性を感じます。

 

2020年東京オリンピックのまとめ

以上のことをまとめると、2020年東京オリンピックは、選手の活躍はもちろんですが、日本人にとって大きな意識改革となり、東京の再構築のきっかけにできるのではないかと思います。

 

1964年と2020年のそれぞれの違い

1964年は、♃=拡大、♇=再生が強調されていたように感じます。まさに、戦後復興から高度成長期を表していると思いました。それに比べ、2020年は♅=変革、♇=終わりが強調されていると思います。“コストカット”や“コンパクト”というのがまさにテーマ。日本全体の意識改革の必要性を感じます。と、いうことを考えると、80歳過ぎた方がオリンピック委員長をされていること事態がいかがなものかと、個人的には思います。 以上です。

 

Rieko★

 

 

オリンピック

 

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マンデン占星術

【 マンデンレポートvol.2】 東海村jco臨界事故

第二月曜に開催している『マンデン占星術研究会』メンバーによるマンデンレポートvol.2 です。

⇒ マンデンレポートvol.1 は、こちら

今回のレポートのユニークな点は
単に事故が起こった時のチャートを見るだけでなく
事故が起こった東海村の「開村チャート」との関連性を見ているところです。


マンデンレポートvol.1 では
地震の後、建築基準法が改正されたように


JCO臨界事故の後も、原子力災害対策特別措置法が制定されました。
けれども、こちらは、2011年の3月11日の原発事故を防げる
あるいは、被害を最小限に抑えられるほどの有効性がなかったようで
非常に残念ですね。。。


2011年の3月11日の原発事故後の対策も、充分ではないと感じている人も多く
火星・土星のストッパー(にらみあい)は、
利権的思惑、政治的思惑等、様々な領域で働いているのだろうな
と、今回のレポートを拝見して感じました。


なお、レポートで使われたチャートは、一部のみ掲載しましたので
図の番号が飛び飛びになっていることをご了承ください。


なお、Mさんは、ハードアスペクトを凶アスペクト、ソフトアスペクトを吉角と表現されています。

Kyoko

 

 

 

東海村jco臨界事故のマンデンレポート by Mさん

 

東海村jco臨界事故は原子力事故としてはレベル4であり、
作業員2名の犠牲者、667名の被爆者を出した事故です。

実態はかなり悲惨なものだったようです。

この臨界事故では臨界が続いているのに気づくのが遅く、
有効な手がうたれないまま20時間継続してしまったそうです。

東海村の各所に設置された放射能のモニターは、
通常の20〜30倍を記録していたそうです。

原因は、人為的ミスや、管理体制のずさんさにあります。

事故当時、安全とは到底考えられない「裏マニュアル」があり、
作業員は危険な作業をしていたそうです。

 

東海村の開村チャート(1955年3月31日=図1)

時間不明のため12時で作成。ソーラーハウスチャート。

 

海王星(てんびん)と金星(魚座)が120度と吉角で、
ミューチュアル・レセプションになっています。

この中央(ミッドポイント)にはノードがあり、
「人々に期待された村」(金星と海王星)といったイメージがあります。

この人々の感情が乗った感じは
土星(さそりざ)、水星(魚座)、月・木星・天王星(かに座)の
グランドトラインの感じにもあらわれているように思います。

感情が乗った感じ。夢を乗せた感じです。

強い力が働いていると考えられるのは
火星(おうし)・土星(さそり)・冥王星(しし)のTスクエアです。

20度付近で、こなれた度数であり、不動宮であることからも、
かなり「がちがち」とした強い反発・圧力があるように思います。

また、その勢いの着地点がなく、逃げ道がないといった印象があります。

Tスクエアの先の水瓶20度付近に大きな圧力がかかっていると考えられます。

ノードは山羊座の1度であり、活動宮の一度ということで
大きな力が働いていると考えられます。

サビアンは「認識を求めるインデアンの酋長」

東海村は日本国内で原子力の火がともった最初の村です。
そのイメージと重なります。

この開村チャートの火星に、進行の太陽が乗るのは、1997〜1999年にあたります。

この時期には、火災事故、一号機運転終了日
(東海村の東海原子力事業所には二台原子炉があり、一号機は稼動終了しています)、
jco臨界事故が起きています。

 

火災事故(レベル3)発生時のチャート(図2)


3月11日という日付が目に留まりました。
凶アスペクトがないというところが、
大事には至らなかったことにつながるかもしれません。

また、太陽、水星、金星が、10室と目立つ位置にあることから、
発見が早く解決でき、月が損なわれていないことから
人的被害が少なかったといえるかもしれません。

 

1号機運転終了日のチャート(図3)

 


時間不明のため正午で作成したソーラーハウスチャート。

力のかかっていた(開村チャートのTスクエアの先)水瓶座20度付近に金星があります。

土星火星の軸に進行の太陽がのり、経過の月も乗っていました。
(時間は分からないので月は正確ではありませんが)

この金星と月は「終了」というイメージに重なります。

「美意識」「考え」(金星)と、
原子力のありかたの折り合いがついた感じがあります。
人々も納得して終了した感じがあります。

 

東海村jco臨界事故のチャート(図4)

 

大きな人的被害が示されていると考えます。

アセン軸にのった冥王星と月は、
{月(肉体)が冥王星(原子力)から刺された}というように見えます。

また、アセン近くの火星から、ただならぬ事態が想像できます。

ノードと天王星と土星はTスクエアになっており、
ここでも不動宮のせめぎあいがみてとれます。

ノードと天王星の組み合わせは、
今後の原子力のありかたを左右するような事故であることを
示しているように思います。

jco臨界事故と東海村開村チャートを重ねると
開村の冥王星に金星がかかっていること
(終了チャートで折り合いをつけてくれた金星です)と、
進行の月(CPS)が、力が溜まっている水瓶座座20度に近づいている
(けっこうオーブあり)くらいしか、見つけられませんでした。

注)進行の太陽も、開村チャートの火星付近にある

本当は、凶星がみずがめ座20度付近にあるのかと思っていたのですが・・・

そこで、事故前の皆既蝕をみてみました。

 

1997年3月9日の皆既食図 サロス番号120(図7)


モンゴル・シベリアアラスカで起きていて
ロシアの南東が中心でおきたようです。

☆サロス番号120☆
グループのプロジェクトや個人的な対人関係に関することでの突然の成功。
愛情における幸福や愛に関する考察、人間関係におけるよいニュース、
グループでのクリエイティブな表現がテーマになりやすい。

 

1999年8月11日の皆既蝕図 サロス番号145(図8)

ルーマニアを中心にヨーロッパ、西アジア、東アジアで見られたようです。

☆サロス番号145☆
友人やグループに関連する予期しない出来事が
個人的な関係にプレッシャーを与えやすい系統。
情報は歪曲され、虚偽の可能性があるので性急な判断は避けるほうが賢明。
疲れや健康問題に関連する可能性も。JFKの暗殺時に働いていた。
社会の主要な変化や古いものから強制的に離れ新しい状況へと進むテーマ。


二つの事故の前に起こった蝕に注目すると、対極的なニュアンスがありそうです。

145の蝕は「情報が歪曲」や「疲れや健康問題」という点で、事故の状況と一致しそうです。

1999年の夏は遠い天体がグランドクロスをつくった時期でした。
改めて、1999年の蝕のチャート(図8)をみてみると、
不動宮の半ばの度数でグランドクロスが形成されていて
「にらみ合い」「動けない」といった感じがあります。

天王星の向かいで蝕は起きており、天王星の動乱は避けられない状態にありそうです。

また、火星(さそり)と土星(おうし)の180度
「アクセル」と「ブレーキ」といったイメージで
この「にらみ合い」や力が溜まっている状況が読み取れます。


ここで気になったのは、東海村開村チャート(図1)でも
火星(おうし)と土星(さそり)が180度となっていることです。


サインは逆になっており、度数もずれているのですが、
この「土星」と「火星」のせめぎあいや不動宮の強調が、
ストレスとしてたまっていて、事故は起こってしまったのかもしれません。

東海村の1号機は2001年から撤去作業が始まっているそうです。
終了予定は2026年3月です。

原子力発電は一度始めてしまうと、加減することができません。
調整しようとした時に事故は起こっているようです。

今回、「アクセル」と「ブレーキ」がうまく働かない
「原子力発電」について考えました。

東海村joc臨界事故については、ショッキングな内容ではありますが、
多くの人に知ってほしいと思います。

 

 

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マンデン占星術

【 マンデンレポートvol.1】 宮城県沖地震と建築基準法改正との関係


第二月曜に開催している『マンデン占星術研究会』では
メンバーが独自の切り口で、マンデン読みの課題に取り組んできました。

 

全6回の学びを集大成した最終課題では
『原発事故』や『地震』を取り上げたレポートが多かったことが印象的でした。


私達の生活、世界に与える影響のインパクトが比類のない出来事だからでしょう。


多くの秀逸なレポートが生まれましたが
特にユニークなものを3例、皆様にシェアさせていただきます。


第一弾は宮城県沖地震。
宮城県在住のメンバーならではの切り口で、宮城県沖地震をとりあげていただきました。


地震が引き起こした「悲劇」だけに着目するのではなく
惨事を教訓に起こした人間の行動によって
その後、いかに多くの人命や財産が守られたか
に着眼した素晴らしいレポートだったと思います。

Kyoko

 

⇒ マンデンレポートvol.2 は、こちら

 

 

宮城県沖地震のマンデンレポート by T.Kさん

 


2011年3月11日の東日本大震災は、まだ記憶に新しいですが、
宮城県ではその前にいくつもの地震災害が発生しております。


その中でも、1978年に発生した宮城県沖地震では
家屋の倒壊やブロック塀の倒壊により、 多くの命が失われております。

 
その経験から建築基準法が見直され、今に至ってます。

 

チャート1

 

被害 死者28名(ブロック塀などの下敷きで亡くなった方18名)
負傷者1325名、建物の全半壊7400戸。

 

チャートを読む

  • 射手座の海工星(1H)と双子座の水星・太陽(7H)がオポジション

4 Hのルーラー海王星が水星と太陽にオポジションを形成している。
MC・IC軸にスクエア(ゆるくグランドクロスを形成)

海底で起きた地震。ライフラインの混乱、情報の混乱。

 

  • 獅子座 士星と火星のコンジャンクション

 2Hのルーラーである士星と火星がコンジャンクション。
自分の家・財産が壊れる。土台となっている所の破壊。
ナチュラルハウスで考えると牡牛の領域。
プロック塀は家の周りを囲み、安心を与えるもの。外部の侵入を抑える役割。
それが今回の地農では破壊され.一番の死者を出すこととなった。
 
乙女座月とも火星はコンジャンクションを取っている。
人の安心を壊す。 このときの犠牲者には小学生もいる。

 

  • 天秤座の冥工星と蟹座の木星のスクエア

この地震で倒壊した建物は古い建物が多かった。8Hの木星は先祖代々の家。
 家屋例壊被害が甚大であったために、3年後の1981年の建築基準法の改正につながった。

この改正の要旨は、建築物の耐震蓄準の強化で
「震度5強程産の中規模地震では軽徴な損傷、
震度6強から7程度の大規模地農でも倒壊は免れる強さとする」

ことを義務づけたものである。

 
石塚さんのコメント

木星・冥王星のアスペクト自体が、
【木星=法律】の【冥王星=根本的に見直す】というイメージや
研究を深めるイメージがある

木星は古くは魚座の支配星だったので4ハウスともかかわっている

もちろん、4ハウスルーラー海王星がICとスクエアであり
太陽・水星とハードアスペクトになっているのも
地震や家に影響を与えていることと、かかわっているだろう


 

 

チャート2

チャート3

 

春分図と夏至図も出してみたが、あまり繋がらなかった。

 

ただ、どちらもアングルのサインが同じ。
夏至図では4Hに土星と火星が入っており、余震などもあり、
ライフラインは地農発生後 27日目で復旧した。

 

チャート4


このチャートは建築基準法施行令改正(新耐震)の時のものです。

地震発生時のチャートでは、9Hに土星・火星・月のコンジャンクションがあったことから
研究対象となったのかと思われます。

耐震基準は土台(土星)の領域であり、
それを揺るがした地震で見直される事になった経緯は、ここにあるのか、とも思います。

地震発生時のMC乙女座。 天秤座の木星土星のコンジャンクションは
改正されて新しい始まりを表すような感じです。

今回のチャートでは乙女座がASCになり、
地震が起こったときのチャートのアングルをクルっとひっくり返した感じで
また柔軟宮がアングルになっている。


まさに新しく改正された耐震法が生まれた瞬問と思われるチャートで
1OH水星は蟹座で、家の情報と取ると、
まさに、家を守る情報が社会に出た感じもします。

1978年の宮城県沖地震では、この改定があったからこそ
2011年の東日本大震災では建物倒壊での死者数は本当に少なかったのです。

 

石塚さんのコメント

法律改正と、木星・土星のコンジャンクションは関係していそうで
それが水星とスクエアになっているのも、それらしい

木星・土星は、1978年の地震が起きたときのチャートのノードの位置にある。

建築基準の改正は、建築技術にかかわるものだが
牡牛座の火星と蠍座の天王星のオポジションと関わっていそう。

この火星と天王星のオポジションは
地震のときの火星・土星とTスクエアになっていて
この反省をもとに技術を定めていくという
そういう関連性が見えて非常に興味深いですね。

2011年の東日本大震災の図との関連性も調べていくと
面白いかもしれません。

 

 

Kyokoのコメント

建築基準法は1995年の阪神大震災を受けて2000年に改正。
2004年の新潟中越地震を経て2005年にも改正されています。
それらとの関連性もチェックしてみたくなりました。

 


石塚さんのコメント

大きな地震が起こる数年前から形成されている
複数の日蝕・月蝕と地震との関連性を研究している研究家もいます。
マップを作ってみて、強いストレスがかかっている天体が、
どの地域に刺激を与えいるかを探してみてもいいかもしれない。
いくつかの日蝕・月食が同じ地域にストレスをかけている様子が
観察されることもあります。

日蝕のイクリプスパスに注目して
それが始まるポイントと終わるポイントの緯度経度を
まっすぐに伸ばした地域にもストレスがかかりやすい、
という概念もありますので、その辺を追っかけてもいいですね。

 

 

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